バイトやろうぜ!

2018.07.19

SPECIAL

バイトやろうぜ!

バイトやろうぜ!

vol.07

舞台監督とは、コンサートを成立させるためにステージに関わる 各セクションを統括するポジションのことだ。 コンサートスタッフのバイトで会場の警備や案内などの仕事を経験し、 今は舞台監督として第一線で活躍する加藤さんに話をうかがった。

今回のゲスト

第7回 ゲスト / 加藤千博さん

(有限会社MOMOX)
1981年生まれ。音楽学校時代にコンサートスタッフのバイトを経験後、2005年に有限会社MOMOXに入社。現在はゴールデンボンバーをはじめ多数のアーティストのコンサートに舞台監督として携わる。

text:鈴木倫子

この業界の人たちは面白いし、楽しそうに仕事する人がいっぱいいる。

いいなぁ、楽しそうだなぁってわけもわからず飛び込んだ感じです

音楽業界で働くきっかけは何だったんでしょうか?

最初はコンサートスタッフのバイトをしてたんです。ギターの学校に通っていてお金が必要だし、とはいえ練習もしたいし。コンサートスタッフなら、午前中の搬入だけ入るとか、昼から会場整理と警備誘導で入るとか、自分の都合に合わせやすいので。卒業したあともバイトを継続して、いわゆるチーフって呼ばれるポジションになって、会場整理とかをメインに数年やっていました。

その頃はどういうところに楽しさを感じていましたか?

一番最初は搬入出をちょっとやってたんですよ。ステージをバラしていたらピックが落ちてて。田舎から出てきた僕が目ざとくそれを見つけて、近くにいたスタッフさんに「これ落ちてたんですけど」って。心のなかではもらえたりしないかな?みたいな(笑)。そしたら「いいよ、あげるよ」って。で、学校で自慢するみたい な。最初はそういうのが楽しかったです。そこから、入れば入っただけ仕事もおぼえるし、チーフになると顔をおぼえてくれるツアースタッフさんがいたりして、「君、今日も来たね、ちょっと俺の手伝いしてよ」とか言われるようになって。

コミュニケーションが増えて、より楽しくなっていったと。

そうですね、なんかカラッとしているイメージでした、すごく。実際そんな人たちばかりではないですけど、そういう人が多いなって思って。

そこから舞台監督の会社に入ることになった経緯は?

毎回入るアーティストさんの現場がなんとなくあったりするんですよね。そこで今のうちの上司に、冗談だったと思うんですけど「やってみない?」って言われて。正直、制作さんの手伝いでバイトのままツアーをまわるとか、ステージハンドでツアーについていくのかなって思って。ステージ周りのことをやったことがなかったから、舞台監督? 謎だなーって。

その状態でやります!っていうのは怖くなかったですか?

怖かったんですけど、やっぱり未知への興味があったんでしょうね。やってみたい!って。当時バイトが2〜3人くらいしかいないライブハウスの現場で、楽器とか音響チームがすごい楽しそうにやってるんですね、仕事を。楽屋もほとんどないから、その様子を見る機会があって。いいなぁ、楽しそうだなぁって思って、わけもわからず飛び込んだ感じですね。

目の前のお客さんがワーッ!ってなるのが面白いなって

実際に舞台監督の仕事をやってみてどうでしたか?

正直すぐやめたいと思いました(笑)。というと語弊がありますけど、単純に自分ができなさすぎて。コンサートバイト時代もほとんど搬入出をやっていなかったから舞台用語がわからないんですよ。単語がわからないから、外人と話しているような。〇〇持ってこいって言われても、〇〇って何だ?っていう。想像していたのと違う!というか、ちゃんと想像できてなかったからそういうふうに思ったんですけど(笑)。

そこから今現在まで続けてこられたモチベーションは何でしたか?

なんだかんだツアーっていうものがすごく楽しくて。若い頃なんて特にそうですけど、搬入出のバイトチーフにすごい助けてもらったんですよ。日本各地の、自分がかつて同じ立場だった人たち、いわゆる“バイトくん”たちとコミュニケーションを取るのも楽しかったし、いろんな土地に行けるのも楽しいし、年上のスタッフチームとかアーティストとやり取りするのも新鮮で楽しいし。わからないことをおぼえていくのも楽しいじゃないですか。あと、人の歓声が昔から好きなんですよ。コンサートだとオープニングでお客さんがすごい期待してるなか、灯りが消えて音が止まってワーッてなる瞬間が好きで。

そういう瞬間に惹かれるんですね。

今の仕事ももちろんそうですけど、バイト時代から、警備で目の前のいっぱいのお客さんがワーッ!ってなるのを見るのが面白いな、すごいなって。バイトにはいろんな制限はあるかもしれないけど、そんななかでも昔からコンサートって面白いなって感じられるところはいっぱいありました。だから、根本はきっと変わってないかもしれないですね。昔は見られなかったところ、知らなかったところをさらに広められた、もっと深く。楽しさもくやしさももちろん増えてはいるんですけど。

日本各地の人たちとコミュニケーションを取るのも、いろんな土地に行けるのも楽しい。

明るくて、人を敬える人。そこは大事なんじゃないかな

今大変なことというと?

単発だろうがツアーだろうがゼロから何かを作る立ち上げのときが一番大変で。監督の仕事って、たぶん、現場へ行ってどうこう以上に、事前にアーティストはじめ各セクションと話し合って「こういう形でいきましょう」ってまとめていくのが大部分なんじゃないかと思います。

バイト時代はそこは想像してなかったですよね。

そうですね。そんな人がいるなんて知らなかったです。何かがピタリとハマるときとか、当時は知らなかった楽しい瞬間ももちろんありますし。

もし今現場で「やってみない?」というならどんな子に声をかけますか?

明るくて、バカで構わないので(笑)、人を敬える人ですね。気を使えるというか、人の気持ちをわかる人がいいかもしれないです。いろんな監督がいますけど、仮に口調がきつくても最終的にみんなが幸せになれることを考えたうえで言ってると思うので。そこは大事なんじゃないかなぁって思ったりします。

コンサート業界の一番の魅力は?

この業界の人たちは面白いし、やっぱり楽しそうに仕事する人がいっぱいいて。たぶんつらいときもあるからこそ、余計に楽しく仕事しているんでしょうね。それに、今は簡単にYouTubeとかでコンサートの様子を観れるけど、実際にその場所にいて、たとえアルバイトだったとしてもタダでいろんなコンサートに行って雰囲気を感じられるのは役得だなって思います。僕もバイトの頃からそれがすごく楽しかったし、刺激をもらってたので。こういう時代だからこそ、その雰囲気を感じられるのはいいんじゃないかと思います。

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