ワールドワイドに成功する方法

ワールドワイドに成功する方法

vol.45 正しい“自由時間”の過ごし方

自由時間を怠惰に過ごすのではなく、自分が幸せになることに費やそう

 変に聞こえるかもしれませんが、昨年、私は“怠惰”についての実験をしました。新規のサービスを構築し、新たな顧客を探し出し、彼らにサービスを提供するという仕事に集中して多くの月日を費やしたのち、私は明確な目的のない自由時間を最大限取るために、仕事のスケジュールを整理しました。
 自営業の場合、それをすることができます。すなわち、「今日の仕事は終わり」と宣言し、別のことをするために仕事を中断することです。「早く終わらせる」ことは、自営業の人にとって、より良い秩序を保つための強い刺激となり得ます(会社に勤務している場合、多くは契約で1日8時間勤務するよう定められており、たとえばその日のすべての仕事を午後2時までに終えても、「終わった」と言ってドアの外に出ていくわけにはいかない。つまり、その時間はあなたのものではなく、会社のものなのです)。
 とはいえ、私が知っているほとんどの自営業の人々は、自分で作り出した自由時間を、より多くの仕事をすることで埋めています。その背景には多くの理由があり、そうしてしまうのですが、昨年、数ヶ月の間、私はそうした感情と戦い、膨大な自由時間を確保しました。
 言うまでもなく、その実験は失敗でした。私は、自分が忙しいほうが幸せであることに気づいたのです。

最初はそれが心地よく…

 何年も前、私が事業を始めたばかりの頃、ティモシー・フェリス氏というライターの言う“ミニ退職”という概念に遭遇しました。
 このブログ(https://www.getrichslowly.org/)によれば、その概念の説明は以下の通りです。

「ティモシー・フェリス氏は、その著書『「週4時間」だけ働く。』において、人生の終わりの“マクロ”の退職から、仕事のキャリアを通じて時間を取る、より頻繁な“ミニ退職”に私たちの焦点を移すべきであると提案する。ある種の研究休暇のようなものであるが、キャリア人生を通じて複数回取れるものであり、学者や超富裕層のみに限定されたものではない」

 私はその時間を旅行に費やすために取ったわけではなく、仕事や顧客を維持したまま“ミニ退職”をしましたが、私の場合、実際にはそれまでに感じていた野心という感情や忙しさから一休みしただけでした。
 最初はそれが心地よく、“中毒”から解放されたと感じました。仕事をしているときは、大小関係なく課題に立ち向かい克服するというサイクルによって、感情の強化のサイクルが生み出され、それに依存するようになりますが、私は“ミニ退職”したことで終日、より落ち着いた気分でいられ、感情のバランスがほぼ取れた状態にいられることを好ましいと思いました。緊張感がありすぎず、かつ、自由すぎないという状態です。

しかし、数週間後…

 しかし、数週間後、自分の気分がより皮肉っぽくなり、真の怠惰が忍び込んできたことに気づきました。昔は「今日は美しい日だ。散歩に出かけなければ」などと思いましたが、その期間は「今日は外出する理由がないから、もう少し長くベッドで寝転がってるだけでいよう」と考えていました。
 私は通常、メールボックスを開けて、その日のうちにすべきことをチェックするようにしていますが、その期間、私はそれを恐れ、「誰かが私のしたくないことを私に与えてきている!」と考えていました。
 その後ろ向きな気持ちは結局健全ではなく、私はすぐに、自分のエネルギー、興奮、全体的な忙しさのレベルを以前の状態に戻す必要があると考えました。周りの世界から自分を切り離し、すべての自由時間を怠惰な時間にするのではなく、その自由時間を自分が幸せになるとわかっていること、たとえば読書、音楽を奏で聴くこと、日本語の勉強等に費やすことにしました。

結論

ここから私が学んだのは、少しわかりきったことかもしれませんが、こうしていろんなことを試してみるのは、たとえ結果が良くなかったり、予想通りだったとしても、良いことだということ。結局私は、たとえ努力してそうなろうとしても、無精な人間ではないのです!

PROFILE

Benny Rubin

Benny Rubinベニー・ルービン

マーケティングおよびセールスの専門家。日本に断続的に10年近く住み仕事をしている。日本の主要なレーベル、映画会社、ブランド、広告代理店と豊富なマーケティングの仕事経験がある。連絡先は、b@bennyrubin.com

タグ: