ワールドワイドに成功する方法

ワールドワイドに成功する方法

vol.42 何があなたを行き詰まらせているのか?

 数ヶ月の間、自分が何かを踏み出しきれないということを実感していました。以前は熟慮の末、選んだ何かにトライしている途中で息切れを感じることなどありませんでした。自分の会社の成長は行き詰まっているし、努力してギターを練習してもまったくうまくならないし、日本語をがんばっても、むしろだんだん悪くなってきている気がしていました。
 そして当然のように自然と自分の周りの人や物を責め始めました。
「このアパートが悪いんだ――あまり広くないからリラックスできないんだな」
「仕事場が良くないんだ――もっと静かでプライベートな空間じゃないと」
「大学での専攻が間違っていたんだ――音楽なんか勉強しないで、何かもっと実用的なものを勉強しておけば良かった」
「友達だ――もっと楽しいクリエイティブな友達が必要だな」
 などなど、次々に周りを責めていました。
 もちろん実際はそのどれもが本当の問題であったわけではありません。自分自身が問題だったのです。

ネガティブは解決できる

 何かを切り抜け前進していくのを阻むような、ネガティブな思考のなかに自分は入り込んでいました。このネガティブさが自分の世界を縮小させ、ポジティブに考える余裕を失い、本当は自分を責める必要があるにもかかわらず、周りの人や物を攻め続けるような自分を作り出していたのです。自分の周りにある「問題のようなもの」はすべて、ある意味本当に問題なのではあっても、うまくやれば解決可能なものばかりなのです。
 ちょっとしたメンタルトレーニングをして、自分自身に問題があるんだということに気づきました。
「問題かもしれない」ということを全部リストアップして、自分に「もしこの問題が解決できたら…自分は前とくらべてどう違う?」と問いかけるのです。このプロセスを2、3度繰り返せば、「どうも変わらないよな」という答えがすぐに出てきました。
 もし日本語がうまくなりたくて、アパートが小さすぎるのなら(そして、それで自分の静かな時間が作れないのだとしたら)、妻が朝起きてくる前に起きて、誰もいない空間を最大限活用すればいいのです。引っ越しをする必要はないのです!?ポジティブな変化をもたらすためには自分が変われば良いのです。
 もし興味をそそられる楽しい友人が欲しいとしても、新しい友人を探す必要はありません。今の友人とできる何か楽しく興味深いことを提案していけばいいのです。自分が退屈な人間であったから周りの友人も退屈な人間に見えていただけなんて、最低です!

問題は結局自分自身にある

 時々はネガティブになるというのも悪くはありません。自分がここで実際に経験したように、つまるところ、問題は結局自分自身にあるということを気づかせてくれるのですから。
 しかし私が経験したそのプロセスはつらいもので、自分の生活環境、友人、仕事を無意味に犠牲にしてしまう可能性を伴うものでした。危なかった!
 自分自身が問題なのであり、自分の考え方や行いを改めさえすれば、多くの問題が解決でき、前進を可能にしていくんだという気づきに至ってからは、軌道修正は容易でした。
 時によって、自分を責めるというのは我々が一番してはならないことです。自分に対して厳しすぎる人が多くいるように感じます。これはまた別の機会を設けてぜひ話をしなくてはならないトピックですが、とりあえず、人生何もうまくいってないような気がするときは、自分自身が問題なんだとじっくり考えてみることです。

 自分の周りの世界を変えるより、自分の心の持ちようを変えるほうが往々にして簡単なのです!

PROFILE

Benny Rubin

Benny Rubinベニー・ルービン

マーケティングおよびセールスの専門家。日本に断続的に10年近く住み仕事をしている。日本の主要なレーベル、映画会社、ブランド、広告代理店と豊富なマーケティングの仕事経験がある。連絡先は、b@bennyrubin.com

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