バイトやろうぜ!

2017.07.14

SPECIAL

バイトやろうぜ!

バイトやろうぜ!

vol.02

感動を生むコンサートに欠かせないのが、現場を支えるアルバイト。その経験があり、現在音楽業界の第一線で活躍している方々に話を聞く当連載の第2回目は、UVERworldのプロデューサーであり、音制連の理事でもある鶴田社長にご登場いただいた。

今回のゲスト

第2回 ゲスト / 鶴田武志さん

(株式会社パワープレイミュージック代表取締役)
1976年生まれ。九州のコンサートプロモーター会社BEA在籍中に、東京でマネージメントを開始。2003年にパワープレイに入社し、2009年に現職。滋賀のライブハウスの紹介でUVERworldと出会い、現在もチーフプロデューサーを担当している。

text:吉田幸司

音楽業界は、自分次第でなんとでもなる。チャンスは多く転がっていると思いますよ。

人間関係を構築していくのが楽しくて。遊びの延長でしたよ

18才からコンサートのアルバイトをしていたそうですけど、なぜやってみようと?

単純に友達の紹介です。人手が足りないから来てくれとか、そういう感じでした。で、最初は当然搬入搬出と警備っていうところからだったんですけど、僕の場合はわりと早めの時点で照明会社とかPA会社の人と仲良くなったので、もうちょっと深いところで関わる感じになりましたね。

より専門のほうに。

コンサートのアルバイトをやっているなかで、すぐアルバイトのチーフ的な存在になったんで。当時はアルバイト派遣会社もないし、人を集めるのも仕事だったんですよ。それで僕が結構人を集められたので、アルバイトのなかでの地位がすぐ上がっていったんじゃないかと思うんですけどね。そこからいろんな会社の人と直接しゃべるようになって、面白いから一緒にやろうよっていう感じで仕事を振ってもらえるようになったんです。

逆に言うと、最初からきつい仕事だなと思うことはなかったんですか?

僕ら九州のアルバイトってわりと特殊だから、言われたら言い返すみたいな、そういう関係性があったんですよ。たぶんツアースタッフもやりづらかったと思うんですけど(笑)。九州は元気で段取りもいいけど、その代わり言うことは言うみたいな(笑)。

当時を振り返るとどんな日々でした?

その当時は、現場が終わったら毎晩打ち上げをして、そこで人間関係を構築していくのが楽しくて。その日もらったギャラはその日のうちに使い切るっていう(笑)。現場自体もほぼほぼサークル的なノリで。だからそんなに真面目にやってなかったですね。まあ、遊びの延長でしたよ。

あはは。その後イベンター会社に就職したのも、それまでが楽しかったから?

いや、ほかにやることがなかったからです(笑)。イベンターに誘われて、本当に流されるがまま、じゃあやってみようかなぐらいの軽い気持ちです。そこまでは(笑)。

そこまでは(笑)。

入ったら、アルバイトと社員は全然違うなっていう。

どういうところが違いました?

リアルな話をすると、アルバイトは入れば入るほどお金になるのに、社員になったとたん固定給になるっていう。アルバイトのときのほうがもうかりましたからね(苦笑)。

でもやっぱり楽しかったんですよね?

正直な話をすると、やっぱりきついのはきついですよ。でもまあ、達成感とか、みんなで作ったっていうのはあるんで、そこはやっぱり楽しいことではありますよね。

感動を生み出すコンサートの制作に自分も携われているという快感ですね。

まさにそうです。

九州のイベンターはアーティストとわりと距離感が近いんですよね

そこから、そのイベンター会社でマネージメントを始めることになって、鶴田さんは単身上京したんですよね? コンサート現場で出会ったバンドから誘われたのがきっかけだったそうですが、信頼関係はどう築いていったんですか?

九州はツアー行程が長いんですよ。福岡から鹿児島に行って、そのあと熊本から宮崎に行ったりと、わりと細かくまわったりするんですね。なので、ツアーに出るとワンボックスカーを借りてメンバーを乗せて一緒にまわったり、一緒にいる時間が長いから、より仲良く、近い距離で話ができるっていう。九州のイベンターがアーティストとわりと距離感が近いっていうのは、そういう特性があるからなんですよね。

なるほど。だったら人間好きの人には夢のような職場ですよね(笑)。

そうなんですよ。だから今のアルバイト不足っていうのは、環境作りの問題だと思うんです。そういうことが今、なくなってきてるっていうか、要はアルバイトに人集めを発注するなり、イベンターが責任をもって人を集めていたものが、今はもうどこもアルバイト会社に発注するようになっていて。そこの人間関係が薄れてきているから、たぶん人が集まりにくいっていうのがあると思うんですよね。

昔は人間関係で人を集めていたのが、今はどこか仕事とわりきって集めているような側面もあるというか。

そうです。僕はそこで声を大にして言いたいんですよ、業界に。今のご時世、現場チームの口の悪さとかは本当に良くないと思う。結果、アルバイトする人が減っているのは自分たちのせいだよっていうことに気づかないと、業界のために良くない。いてもらわないと困るのに、そこで声を荒げるから、一生懸命やってくれる子が少なくなる、それでまた声を荒げてっていう悪循環になっているので。やっぱりイベンターがしっかりすべきですよね、これは僕がイベンター出身だからあえて言うんですけど。アルバイト会社任せにするんじゃなくて、アルバイト確保っていう問題について、もっと業界側が努力をしないといけないと思います。

やっぱりきついのはきついですよ。でも達成感があるのは楽しいですよね。

コンサートスタッフをやっていた人は即戦力になりますね

鶴田さんは現在マネージメントをされていますが、コンサートのアルバイトを経験すると、どんなことに役立つと思いますか?

コンサートを制作する過程のいろんなことを広く浅く知れるんで、マネージメントになって実践するときにわかりやすいのはありますね。そこから先のことも当然あるんですけど、まずはこういう仕組みで業界やコンサートは成り立っているっていうのが理解しやすくなるとは思います。

もっと広く、音楽業界はこんな人に向いているというのはあります?

どうでしょう、ぶっちゃけた話をすると、学歴がなくてもチャンスがあるっていうのは面白いと思うんですけどね。

学歴関係なく、のし上がれると。では、なかでも特に、どんな人がのし上がれる可能性が高いと思いますか?

コミュニケーションができて実行力のある人だと思います。結局、この業界はほとんどコミュニケーションで成り立っていると思うんですよ。そこから先、実行して結果を出していくことができるかできないかが、うまくいくかいかないかの境目なので。

なるほど。

だから、今音楽業界に来たら、やる気さえあれば認められやすい環境ではあると思うんです。自分次第でなんとでもなる。やらなければならないことがそんなに多いわけでもないので、ちゃんと真面目にやればすぐ仕事ができるようになる。自分次第でチャンスは多く転がっていると思いますよ。

そしてそのためには、まずコンサートスタッフから始めてみるのもいいだろうと。

それはあると思います。実際、コンサートスタッフをやっていた人のほうが即戦力になることが多いですからね。

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