現場マネージャー物語

2020.01.16

INTERVIEW

現場マネージャー物語

GANG PARADE担当 辻山陽大さん

#132 GANG PARADE担当 辻山陽大さん株式会社WACK

鬼才プロデューサー渡辺淳之介が社長を務め、BiSやBiSHらが所属するプロダクションWACKで、今ものすごい勢いで伸びているアイドルグループGANG PARADEを、2017年夏から担当している辻山さん。慶應大学生時代からアイドル現場に関わってきた、弱冠24歳の若き精鋭だ。

text:吉田幸司 photo:外林健太(RIM)

メンバーが円滑に仕事できるように、 周りの人との関係値を深めることが大事。

坊主にして面接に行ったら 採用になりました(笑)

2017年春にWACKに入るまでの経緯を教えてください。

もともとは大学生あるあるというか、大学生の頃に一攫千金みたいなことでアプリを作りたいなと思って。アイドルのアプリを作ったら儲かるんじゃないかという安直な考えにたどり着いて、いろんなところに体当たりしていった結果、友達が大学の先輩のアイドルプロデューサーを紹介してくれたんです。そこからズルズルと(笑)。

そこで、まずはアプリを作った?

最終的にアプリは作らず(笑)。物販の荷物運びとかチェキ撮影とか、そういうことを2年ぐらいやっていました。

それが大学生のとき。

そうです。ただ、その当時は大学生的なノリでやっていたし、ちゃんとした仕事にはなっていなかったので。ちょうどその頃、僕のなかでアイドルシーンで一番勢いのあるところはWACKだと思っていたので、求人もしてない時期に問い合わせ用のメールアドレスに、どうか面接してくれないかというメールを送ったのがきっかけです。

飛び込みで。それで入ったという。

いや、社長(渡辺淳之介)の代行として、その当時WACKにいた方から返信いただいて。そのときは髪型がツーブロックで、髭も生やしていたんです。それで履歴書を送ったら、髪と髭を整えたら面接するって返事が来て。これは試されてるなと思って、「わかりました、整えて当日うかがいます」みたいな返事をして、髪を全部剃って坊主にして、髭も剃って行ったんです。ウケるかなと思って。そしたら案の定大爆笑していただいて、採用になりました(笑)。

まず社長に信用してもらえる ようにというのは意識しました

入ったばかりの頃はどんな志を?

いや、志はまったくなかったです。とりあえずお金をもらえるからそれに見合うだけのことをしないとなとは思っていたんですが、逆にそれだけでしかなかったですね。

そこからGANG PARADE(以下、ギャンパレ)の現場を任されるようになり、次第に意識も高まっていったんですか?

そうですね。社長にギャンパレの現場担当ねと言われたときからずっと、ギャンパレはやりたいことを一番やれるグループだと思うよって話を聞かされていて。売れてないから逆に、とにかくいろいろとやってみてほしい、みたいなことを言われていたんです。だから、とりあえずやれることは何でもやろうと思っていました。

当初、マネージャーとして心掛けていたことというと?

メンバーより僕のほうが新入りなので、はじめは、いかに丁寧に接するかというところを考えていました。今じゃそんなこと1ミリも思ってないですけど(笑)。

あははは! 会社の後輩として(笑)。

半年は超丁寧にやって信頼を得ていきつつ、その積み立てができたなと思ったら、そこから逆に、いかに「僕は仕事仲間ですよ」というスタンスを確立できるかを考えていました。あと、うちはずっとそうなのですが、基本的に社長が全部責任を持ってやっている会社なので。どちらかというと、まず社長に信用してもらえるようになるというところはすごく意識しました。

そこも実直にやるというところで。

それもありますけど、傾向と分析ですね。こういう人柄だから、こうしたら喜んでくれる、こうしたらダメというのを探っていって、まず社長の信頼を得るというのは考えてやっていました。これはメンバーにもずっと言い続けていることなのですが、結局、周りの大人たちがやる気を出してくださらないと、僕らは何もできないんですよ。楽曲も自分たちで作っているわけではないですし。だから関わってくださっている周りの大人たちにどうしたら信用してもらえるかというところも同時に考えながらやっていました。

結局現場担当でしかないので 人に信頼してもらうことが大事

突き詰めると、マネージメントに一番大事なのは“人との関わり”だという。

本当にそうですね。僕がやらかしたときは社長がフォローしてくれるんですよ。それは周りの人たちも。僕が以前大きなミスをしたことがあって、落ち込んで、翌日坊主にして会社に謝りに行ったんです。そしたら「そんなんで坊主にしてたら俺なんか何十回坊主にすりゃいいのかわかんねえよ」みたいなことを言ってくださって。

いい話じゃないですか!

めちゃくちゃ感動しました。それは、サウンドプロデューサーの松隈(ケンタ)さんだったりイベンターの方も。本当に熱い人たちに支えてもらっているんだなと思います。僕は結局現場担当でしかないので、何もできないんですよ。人に信頼してもらうことでしか自分の価値を見出せない。だから、メンバーのことを考えるというよりは、メンバーが円滑に仕事できるようにするために、周りの人との関係値を深めることのほうが大事なのかなと思っています。

想像より上のリアクションが あったときが一番うれしいです

今までやってきて、ここがマネージャーの醍醐味だと思うところは?

やっぱりライブ会場が大きくなった瞬間ですね。「あ、ここに立てるようになったんだな」というところに感慨をおぼえるのはあると思います。あと、メジャーデビューを発表したあと、事務所の所属グループでツアーをまわらせていただいたんです。そのファイナルでメジャーデビューシングル「ブランニューパレード」のライブ初披露があって、その翌々日に横浜ビブレでリリースイベントがあって、お客さんがすごい数来てくれたんです。そのときも「これは売れるかもしれない」と思って感動しました。やっぱり自分が想像していたより上のリアクションがあったときが一番うれしいですね。

先日の中野サンプラザはどうでした?

中野サンプラザもそうですけど、その前の日比谷野外大音楽堂のときも売り切れて。僕、ライブ中のコントでちょこっとステージに出たんですよ。お客さんが上のほうまでブワーって入った状況をステージ上から見たときは…変な話なんですけど、現場担当がステージに上がるっていうのも(笑)。そのときも、「あ、こんな3千人の前でライブしても良くなったんだな」と思いました。

自分がステージに立ったことで(笑)。

はい(笑)。あとはメンバーに言ってもらえた些細な一言とかが本当にうれしかったりもするし。去年(2018年)の年の瀬かな、メンバーから「辻山さんが担当になってギャンパレが変わったと思うし、メジャーデビューも決まって本当にうれしいです、来年もがんばります」みたいなメールが来たときはうれしかったですね。その翌日、僕、インフルエンザになったんですけど(笑)。

(笑)。すべては人につながりますね。

だと思います。本当に。些細な言葉とかで自分自身うれしかったりすることがあるので。だから僕もそういう言葉を意図して使おうと思えるようになりましたし。社長と会社の人と、関わってくださっている周りの人たちに少しでも多く還元できる人間になりたいなと思っています。

カバンの中身拝見!

物販のリストバンドはバッグにつけて、暗いところを歩いたりするときライト代わりに使用しているそう。歯痛のため歯磨きも携帯。資料を入れているMARC JACOBSのケースは前会社の社長からのいただきもの。

カバンの中身拝見!

1. スマホ充電器
2. ディスクドライブ
3. CD
4. リストバンド

5. スマートフォン
6. PC(Mac)
7. 歯磨きセット
8. 資料

GANG PARADE

GANG PARADE

2014年に2人組で始動し、2015年にグループとなり、2016年にGANG PARADEに改名、現在10人組で活動中。2020年4〜5月に初のホールツアーを行い、ファイナルは5月22日(金)〜23日(土)中野サンプラザ2デイズ。

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GANG PARADEは「みんなの遊び場」をコンセプトに活動しているグループです。最高の楽曲、最幸のライブ、最好のメンバーが揃っております。嫌なこと、つらいことがあったら、遊び場でお待ちしております!!

最新作はコレ!

major first album『LOVE PARADE』

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ワーナーミュージック/発売中

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