特集記事

2019.05.24

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Lesson 3 新人アーティストマネージャー直撃アンケート!

「MV制作のこだわりポイントは?」

ここでは、実際に新人アーティストを担当しているマネージャーが どんなところにこだわってMVを制作しているのか、アンケートで聞いてみた。

上野優華

上野優華 マネージャー:山村 剛さん(ベルウッド・レコード)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. アーティストや楽曲の本質をとらえつつ、映像化することで視覚的にも世界観を広げられること。拡大し続ける多種多様なニーズに対して、ブレない軸とトライアルな遊びの両方を入れることを心掛けています。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. 監督や撮影スタッフとの交渉、天候との戦い、アーティストの体調管理、メイク、衣裳など気を使うことは多いです。完成した作品をどこで誰に届けるのかも作品ごとに変わることがあるのでそういった大変さと楽しみがあります。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「好きな人」(監督:吉田ハレラマ)
上野優華の作品としては初めてイラストとリリックをメインにした作品で、「声」を届けることに重きを置いています。

ACE COLLECTION

ACE COLLECTION マネージャー:長浜由佳さん、伊藤領祐さん(エンズエンターテイメント)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. 実写であるとかアニメであるとか、これまでにやったことがあるとかないとか、そういう部分をいったんフラットにして、どうやったらその楽曲の核となる部分をていねいに伝えられるのかを大切にしてます。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. アルバムのタイトル曲「December 9」のMVをロケにて撮影中に、急な雨と海沿いならではの風に見舞われ、機材とメンバーのケアが大変でした。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「Lady」(監督:脇坂侑希)
男女の恋愛模様をドラマ仕立てに描きながら、本人歌唱シーンと交互に展開され、歌唱シーンの淡い光の演出がたつや◎の歌声とマッチしていて、とてもエモく儚いMVになっている。

kobore

kobore マネージャー:内藤健一郎さん(SPEEDSTAR MUSIC)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. ストレートな歌詞の世界観や風景を映像でさらに伝えられるように。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. 晴れた明け方の海をイメージして海に行ったのにずっと雨だった。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「ナイトワンダー」(監督:小笹竜馬)
深い夜に引き込まれて行くような映像。

サイダーガール

サイダーガール マネージャー:深谷陽一郎さん(ユニバーサルミュージックアーティスツ)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. アーティストと楽曲が持つ世界観と求められている「像」とのバランス。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. 「メランコリー」と「メッセンジャー」という楽曲で、真夏に吉祥寺で2チームに分かれてのほぼ同時進行での撮影。エキストラや演者の人数も多く、取りまとめがとても大変でした。しかも私が「メッセンジャー」ではドラマーとして、「メランコリー」では通行人として恐縮ながらも出演させていただきました(笑)。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「約束」」(監督:脇坂侑希(isai))
青臭い気持ちのなかにどこか「大人」が垣間見える歌詞と、昔、夢に描いたような夏の儚い青春像が、世代関係なく響くと思います。エンドロールでグッとハートを持っていかれました(笑)。

sajou no hana

sajou no hana マネージャー:片山裕壽さん(スマイルカンパニー)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. バンド側の考える映像イメージだけではなく、監督のイメージも大切にしています。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. たいていスケジュールがカツカツです(反省)。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「メモセピア」(監督:Yuma Saito(OTOIRO))
ポップで爽やかなところです。

CYNHN(スウィーニー)

CYNHN(スウィーニー)マネージャー:浅野裕貴さん(ディアステージ)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. 早朝から夜遅くまでの長丁場な現場になることが多いので、メンバーの体調面でのケアを大切にしています。特に屋外での撮影がある場合、夏場は虫よけや日焼け止め、冬場はベンチコートやホッカイロが必須です。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. 予算とスケジュールの関係で、1日にMVを2本撮影することになり、撮影が翌朝まで続きました。メンバー、スタッフともども眠い目をこすりながら最後までがんばりました。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「wire」(監督:岩崎臣男)
ドラマ仕立てのショートムービーとなっており、メンバー自身が主演に挑戦しています。本作で合わせて6本のショートムービーで、青い欠片に導かれた6人=CYNHNの物語となっています。

須田景凪

須田景凪 マネージャー:廣田 耕さん(A-Sketch)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. タイトルを含めた楽曲の持つ世界観を壊さないように監督、アーティスト本人と密にコミュニケーションを取って創ることを大切にしています。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. 「パレイドリア」のMVでは、自身初の実写MV作品ということで、光の加減や画角等、どこまでリアリティを出していくかという部分を探っていくところが大変でした。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「パレイドリア」(監督:藤代雄一朗)
楽曲の疾走感、現実と非現実の行き来を大事にしました。女性のコンテンポラリーダンサーの方にお願いして、楽曲の疾走感を出していただいたり、日常では起こりえない現象を表現したりしたところが見どころです。

DEZERT

DEZERT マネージャー:苑田日向葵さん(マーヴェリック)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. 楽曲の世界観やアートワークとの親和性も大切だと感じますが、ミュージックビデオなので、映像が音楽的であることを大切にしたいと思っています。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. 私自身も新人なので、初めての撮影ではアーティストの頭のなかにあるイメージを汲み取って、予算や時間の制約のなかで納得のいく画を再現する過程がすごく大変でした。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「血液がない!」(監督:平松 悠)
メンバーが映ってない完全アニメMVのため、中途半端だとちゃんと観てもらえないだろうと考えていたので、絵のパンチやシュールさ、癖になるような難解さをとことん追求しました。

Taeyoung Boy

Taeyoung Boy マネージャー:渡会良平さん(トイズファクトリー)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. なにかひとつでも次のコンテンツにつながることと、アーティストとズレた表現をしないことです。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. 若い作家の方と制作することが多いので、事務所の立場から、目線がズレて全体の邪魔をしないことに留意しています。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「MSN -Now Or Never」(監督:Shotaro Ito)
音楽業界と映像業界の予算感が乖離してしまっているので、少ない予算でそれっぽい真似事をやるより、アーティストの内側を撮れるカメラマンとの距離感が気持ちいいビデオになっていると思います。

ニトロデイ

ニトロデイ マネージャー:永井 仁さん(ラストラム・ミュージックエンタテインメント/Beacon)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. 監督、制作チームとメンバーのイメージの共有です。監督にライブを観てもらうことはもちろん、撮影に入る前にいかに密にコミュニケーションを取れる場を作ることかと思います。そうすれば撮影当日は自ずと全員が納得した映像が撮影できるはずです。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. MV制作は個人的に大好きなのですが、どのアーティストの作品もすべて大変でした。 そのぶん、自分が関わった作品はすべて思い入れがあります。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「ボクサー」(ディレクター:さい郷通範、プロデューサー:大石規湖)
自分が関わって5作目のMVです。この作品では初めて演奏シーンがいっさいなく、メンバーが初めて演技を見せる、ストーリー仕立ての作品になっております。映像の色味などもこだわっておりますので、そこも見どころです。

にゃんぞぬデシ

にゃんぞぬデシ マネージャー:國府田かおりさん(キューブ)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. 映像としての驚きや面白さを入口に、楽曲の持つメッセージやアーティストの個性を伝えるのが目的なので、アーティスト自身が楽しんでアイデアを出したり工夫したりできるようにコミュニケーションを取ることです。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. 「同じ空の下どころか」は真夏の炎天下で膨大なカット数を撮影したため、本人もMVに登場する猫もバテました。日の入り前に撮り切る予定が間に合わず、暮れていく様も映っていますがそれも味になっている気がします。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「同じ空の下どころか」(監督:樋口慧一)
“伝言”をテーマに、曲とシンクロして大勢(公称289人)のにゃんぞぬデシが次々に登場する映像はインパクト大。にゃんぞぬデシのお茶目な表情や仕草と、リズミカルな演出が相まってクセになるMVに仕上がっています。

姫神CRISIS

姫神CRISIS マネージャー:井手口あをいさん(ユークリッド・エージェンシー)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. どれだけ話題になるか、人の目に惹かれるようなものを作れるか、誰かに見せたくなるか、など、どのようなポイントで注目を浴びれるかを大切にしています。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. 海外へのアプローチをテーマとしているため、英語はもちろん、中国語で歌詞を作ったりしたところ。それをCGで表現するが安価で作成するための工夫が大変でした。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「時空の花」(監督:Ray(THE SIXTH LIE))
アーティストコンセプトが、架空の未来、という設定であるので、EDMにロックサウンドを加え、さらにそこに和の要素を入れ込んだ、世界水準の未来型『和Cyber』ミュージックビデオです。

ましのみ

ましのみ マネージャー:齋藤 慶さん(ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. 初見で観た時点で、アーティストの意向を汲めているか、視聴者に楽しんでいただけるかの2点に気を配っています。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. 「どうせ夏ならバテてみない?」のMVで、アーティスト本人がプールに落ちるシーンがあります。一発撮りの撮影だったのですが、練習中にプールへ誤って落ちてしまい、衣装をびしょ濡れにしてしまったというエピソードがあります。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「フリーズドライplease」(監督:塩田悠地)
アツアツのカップルの恋愛模様とそれを俯瞰で見ている「ましのみ」の演技に注目してみてください。

Meik(メイク)

Meik(メイク)マネージャー:嵯峨未穂樹さん(パワープレイミュージック)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. 歌詞やサウンドにリンクしたロケーションはもちろん大事なのですが、Meikは歌とダンスの表現力がとても重要な要素なので、これらを表現できるテンポ感あるカメラワークを一番大切にしています。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. 「Feeling Good」という曲がベトナムのビーチリゾート地のダナンでのロケで、現地で有名なドラゴンブリッジという場所でブリッジ頂上部から水が大量に噴射されるアトラクションがあると聞き、到着日に急きょ撮影しようとなったのですが、コーディネーターの情報のはるかに大量の水が降り注ぎ、Meikとダンサーがずぶ濡れで、日本から持ち込んだ撮影クルーの機材が水浸し、いきなりファーストシーンで撮影が中止、翌日カメラが動かなければMV撮影中止の緊急事態に! 一晩スタッフが乾かして機材が動いてくれて無事撮影できました。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「Feeling Good」(監督:福島慎之介)
夏にぴったりな爽やかなかわいらしい曲になっています。撮影地はベトナムのダナンという観光地で、観光局協力のもと行いました。きれいな海と自然に囲まれているなかでの撮影で、明るく元気なMeikのダンスがポイントです。

MONO NO AWARE

MONO NO AWARE マネージャー:菅 友和さん(SPACE SHOWER MUSIC)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. 自分の場合は何よりもコミュニケーションを大切にしています。監督とアーティストの考えやイメージを引き出すこと、面白いと思うことを組み合わせること、スタッフ含めて撮影中の雰囲気やテンションも作品に反映されてくると思いますし、すべて会話から生まれることだと考えています。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. 「東京」のMV撮影を八丈島で行ったのですが、突風に吹かれて竹藪のなかに墜落したドローンを、捜索隊を結成して2時間ほど探したことがあります。ドローンのなかのデータを移行する前だったので、もし見つかっていなかったら今とはまったく違う作品になっていたと思います。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「東京」(監督:黒柳勝喜)
ボーカル玉置とギター加藤の故郷でもある東京都八丈島で撮影しました。玉置の母校、八丈島の風景、島の人たちの協力でいろいろな場所で撮影させていただきました。イントロとサビのドローンもおすすめポイントです。

Yap!!!

Yap!!! マネージャー:村松政人さん(ユーケーピーエム)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. バンドイメージに合ったものを作ることを大切にしています。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. 「Summer time Chill out with マナ&カナ」のMVが一発撮りなんですが、天気があまり良くなかったので、雨が降らないタイミングで3分20秒のMVを一発撮りするのがとても大変でした。最後の最後で絵コンテ通りのものが撮れたのですが、実はマナ&カナさんのスイカが全部割れてしまったものしかなかったという。w

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「Summer time chill out with マナ&カナ」(監督:フカツマサカズ)
サビのタイミングでパーティピープルが登場するのですが、そのなかに混じったYap!!!メンバーがはしゃいでいるシーンがおすすめです!

RAZOR

RAZOR マネージャー:遠藤孝行さん(シーブロック)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. 楽曲に対するアーティストの思い描く世界観と、制作チームの橋渡しになれるようにすること。できること、できないことの線引きを判断して、チームで同じ目標に向かって制作すること。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. 冬の時期に廃墟スタジオで水を使った撮影や、極寒の石切り場での撮影など、寒い時期の撮影。終電集合〜メイク〜移動〜撮影〜移動で24時間以上かかったりすること。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「BRILLIANT」(監督:unravel.)
「BRILLIANT」というタイトル通り、光の演出。

ONE N’ ONLY

ONE N’ ONLY マネージャー:輪島寛之さん(SDR)

Q1. MVを作るときに一番大切にしていることは何ですか?

A1. 楽曲の世界観を伝えるのはもちろんですが、無国籍な感じの映像を目指していて諸外国の方々が観ても興味を持つ、ファンになってもらえるような映像作りを目指しています。実際にアジアや南米の方々からのコメントが多くコンセプトが伝わっている気がします。

Q2. これまでに、こんなことが大変だったというエピソードを!

A2. 新人グループの場合、メンバーにとってはすべてが初めてでコンセプトを理解させることや長時間の撮影時間でモチベーションを持続させることがポイントだと思います。グループなので特に個人差も出てしまいますので。

Q3. 担当アーティストのおすすめMVを教えてください!

A3. 「Dark Knight」(監督:三本菅 悠)
男性アイドルグループですが、男性が観てもカッコいい作品に仕上がっています。今までにありそうでない感じの楽曲でノリのいいビート、メンバーの表情にも注目してみてください。

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