特集記事

2017.03.15

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radiko 青木貴博さん

聴きたい番組が“今”聴ける!

radiko 青木貴博さん
株式会社radiko

ラジコの進化が止まらない。プレミアム会員向けのラジコプレミアム(エリアフリー)に続き、 昨年はついにタイムフリーのトライアルがスタート。 聴き逃しを救済することで、さらにラジオがぐっと身近な存在になった。

text:今津 甲

「その番組は今すぐに聴けるんです」、
この“今すぐに”が大事だと思うんですよね。

昨年10月にタイムフリーの実証実験を始めました

ラジコさんには本誌に過去何回かご登場いただいていますが、タイムフリー機能がトライアルとしてついに始まりました。

ラジコは2010年3月に実用化試験配信としてこの世に誕生して約7年が経ちまして、現在では月間1千万人を超えるユニークユーザー数となりました。そんななか、スタート当初から定期的に行っていたユーザーアンケート調査のなかで一番多かった要望が“エリアを越えて聴きたい”でした。それは2014年4月にラジコプレミアム(エリアフリー)という形で実現しました。続いて多かった要望が“聴き逃した番組をさかのぼって聴けるようにしてほしい”だったんです。そこで昨年の10月にタイムフリーの実証実験を始めました。もっとも、これは単にアンケートの声に応えただけではなかったんですけどね。

というと?

たとえばテレビはニュースをライブで観てドラマは録画で観るようなところがあって、録画できることが接触機会の維持・拡大になっていますよね。同じようなことがラジオにも必要だと思っています。ライブだけで新たなリスナーを増やせるのか? やはり、「その番組はいつやっているんですか?」と言われたときに「いやいや今すぐに聴けるんですよ」という、この“今すぐに”が大事だと思うんですよね。

昔は各自が個人で録音していたところを、ラジコではあらかじめいつでも聴けるような仕組みを取り入れている。

はい。そのことでラジオならではの面白い番組を聴く機会を増やして、新たなリスナーも増やす。そのためにタイムフリーを開始したという要素も大きいんです。

現在、タイムフリーはどんな番組で愛用されているんでしょう?

特にアーティストさん、タレントさん、お笑い芸人さんの番組です。朝のニュース番組をその日の夜に聴こうとはあまり思わないでしょうから。

1人で楽しむ文化から友達とシェアして楽しむ文化へ

音楽関係者がタイムフリーを有効活用するとしたらどんな方法が考えられます?

ご自身の会社のアーティストがラジオ番組にご出演された場合、それをタイムフリーやシェアラジオを使って拡散することができます。

シェアラジオという言葉も簡単に説明していただけますか?

これまでラジオは1人で楽しむ文化が強かったと思いますが、これからは友達とシェアして楽しむ文化も広げていきたいと思ってます。特に今の若者に影響力のあるのは何よりもこの“友達”という存在でしょう。聴いて面白ければシェアボタンを押す、友達は送られてきたURLを叩けばその場ですぐに同じものを聴ける、気に入ればさらに別の友達にシェアする、特に新人アーティストの方の場合はこういう拡散によってたくさんの方に触れられる機会を醸成することは大切だと思います。ぜひ、このシェアラジオ機能をご利用いただき、素晴らしいコンテンツを1人でも多くの方に広げていただきたいです。

エリアフリーというのも作り手、受け手ともに活用できそうな仕組みですね。

そうですね。よくアーティストがプロモーション活動の一環で全国のラジオ局を行脚したりされますけど、ファンだったらそれを追いかけたいと思いますよね。ラジコプレミアムであればそれが可能です。すべての番組が全国ネットのようなものなので。

これまでは地元のラジオを聴いたファンがファンサイトで実況していたレベルだったものが、一気に広がった。

全国どこでも好きなアーティストの肉声を聴くことができるという。まあ、エリアを越えるのも時間を越えるのも、すべてはラジオの活性化のためなんです。どれもこれも、音楽関係者の方々のご理解とご支援がなければここまでこれなかったと思います。改めて御礼申し上げます。

最後に2017年の音楽シーン予測を。

僕はそれを語る立ち場にはないのですが、ラジオと音楽の強い絆はこれまでもありましたし、これからも重要だと思っています。ラジコはそのお手伝いをしたいんですね。特定のアーティストの曲が流れれば、ライブ情報もプロフィールもわかるし、チケットも音源も買える。音楽を流すのはラジオ局ですけど、それをトリガーにラジコはいろんな協力をさせていただきたいと強く思っています。

radiko

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スマホやPCでラジオが聴けるサービス。過去1週間以内の番組が聴ける(再正開始から3時間以内は自由に聴ける)タイムフリーの実証実験も昨年スタートした。

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